『戦国BASARA』シリーズの史実・仮説・逸話ネタを解説するブログ
戦国BASARAシリーズの元ネタになった史実・逸話のまとめ
【戦国BASARA4】足利義輝のケタ違いの強さは史実準拠だった!
- 2015/11/19 (Thu) |
- 足利義輝 |
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『戦国BASARA4』で登場した足利義輝。
全ての人々が輝き天下すら目指せる時代を求め、将軍の座を天に還すという、【天政奉還】と呼ばれる事件を起こしたキャラです。 『4』はそれ以前の作品よりも前の時代設定なので、戦国BASARAの世界を創った張本人と言えます。
さて、この足利義輝と戦った人はまず思った事でしょう。
「強 す ぎ る」と。
そう、義輝は他のキャラとはケタ違いの性能を持っています。
遠距離からの突進技、視認出来ないレベルの高速移動、スーパーアーマー(攻撃を受けてものけぞらない)など、とにかく強い。 笏に仕込んだ様々な武器を使用し、多彩な攻撃を繰り出します。 さらにHPが減ると3種類のオーラをランダムで纏い、ただでさえ強大な力をさらに強化します。
考え無しに突っ込むと確実に返り討ちにあう、まさに初見殺し。 将軍の名に恥じない力を持っているキャラです。
これほどの強キャラである義輝ですが、実際した足利義輝も恐ろしく強かったという逸話があります。
剣豪将軍という異名
実在した足利義輝は様々な武術を学び、習得していったとされています。
そもそも、義輝は将軍という高貴な身分であるにもかかわらず相当な剣の達者であったらしい。鹿島新当流の開祖で「剣聖」と謳われた塚原卜伝に学んだという話も伝わっている。
ゲーム中に「我が師、卜伝の教え」というセリフがあります。 卜伝とは戦国時代の剣豪、塚原卜伝(つかはら ぼくでん)の事で、“剣聖”と呼ばれる程の剣術の達人です。
実在の義輝も本当に卜伝に弟子入りしており、新当流の奥義・一の太刀を伝授されていたそうです。
さらに死に際の逸話が凄い。
松永久秀が義輝を暗殺しようと戦を始めた時、自分の周囲に刀を突き立て、兵達に迫りかかられた際、刀を使い捨てながら次々と斬り伏せていったという逸話があります。
久秀は義輝の居城・二条城へ軍勢を率いて奇襲した。しかし義輝は、かつて上泉信綱や塚原卜伝に剣を教わり、奥義を授かった程の剣豪。足利家の宝刀を何本も畳に刺し、刃こぼれや脂で切れが悪くなった刀を取っ替え引っ替えし、襲い来る敵兵をばっさばっさ斬り捨てて応戦。なにこのブレイドワークス。敵兵達は畳や襖を盾替わりにして三十人ほどで一斉に襲い掛かり、ようやく義輝の首を取る事が出来たという。
この時に義輝が倒した人数は、「蔵1つが埋まる程だった」とも言われています。
襲い掛かる兵達を1人で斬り伏せるという、リアルBASARAな剣豪だった義輝。
ゲーム内の圧倒的な強さも納得の逸話です。
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【伊達政宗】ドラマ『戦国BASARA』の『食通の奥州人』発言の元ネタ(?)
- 2015/11/18 (Wed) |
- 伊達政宗 |
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ドラマ版『戦国BASARA』にて、武田軍と手を組んだ伊達政宗は、軍を引き連れて甲斐に出向きます。
甲斐で信玄特製のきな粉餅を振舞われるのですが、政宗は手をつけようとしませんでした。 真田幸村が詰め寄った所、政宗は『餅といったらずんだ餅だ』的な事を言います。
さらに「俺ら食通の奥州人は、甲斐の食い物に面喰らってんだ」という、お前ケンカ売ってんのかという発言をします。
いやぁ……非常に政宗らしいので良いとは思いますが。
よそ様の領地にお邪魔しているんだから、少しくらい気を使えよと言いたくなってしまいますw
さて、この『食通の奥州人』発言ですが。
製作スタッフが意識したかは不明ですが、実際に伊達政宗はかなりのグルメというか、美味いものが大好きだったとされています。
小早川秀秋並みの食いしん坊?
政宗公はかなりの食通だった。「少しも料理心なきはつたなき心なり」との名言も残している。 これは「少しも料理の心得がない者は貧しき心の持ち主だ」という意味で、 政宗公がどれほど朝夕(当時は一日二食)の献立を吟味していたかについては、 たいへん興味深い逸話が残っている。
さらに埋葬されていた遺体を調べると、体型もかなりふくよかだったようです。
墓を暴かれた唯一の武将でもある。隻眼で若輩ながら才気あふれる人間だったために優男や精悍な池面というイメージが定番になっているが、骨などからの鑑定の結果とっても綺麗好きで、とってもデ ブだったようだ。
渡り鳥を焼いて食べた・晩年の趣味は料理だった……など、料理に関する逸話が多く残っています。 ドラマのセリフ通り、かなりの食通だったようです。
と言っても、ドラマのセリフがこの逸話を反映したとは言いきれません。
ストーリーの流れ&政宗の性格的に、最初は幸村にケンカを売るくらいの方がキャラとして立っていますからね。
はっきりした由来だとは断定出来ません。
「こういう逸話が残っていますよ」程度に覚えておきましょう。
【ステージネタ】『山崎布陣戦』の総大将はなぜ明智光秀なのか
- 2015/11/18 (Wed) |
- 明智光秀 |
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バサラのステージである『山崎布陣戦』。
頂上に明智光秀が待ち構えているステージです。
落石のイベントがあり、進軍が遅ければ明智側に利用され、 早ければ逆にこちらが落石を利用して有利になる。
途中の名前付き武将を倒しつつ、 いかに速く落石ポイントにたどり着くか。
チャレンジした方も多いかと思います。
この山崎布陣戦は歴史上の戦、『山崎の戦い』が元ネタです。
信長を討ち取った光秀が秀吉と対峙した戦です。
あのステージは本能寺の変の後。
後の『3』の設定を踏まえれば、信長が討ち死にし、 蘭丸や濃姫も共に死亡した後になります。
山崎布陣戦に光秀以外の織田軍武将が出てこないのはこれが理由で す。
本能寺の変は有名ですが、 その後の明智光秀がどのように討ち死にしたかを覚えている人はあ まりいません。
山崎の戦いまでをセットで説明出来ると、 ちょっとだけ凄いと思われるかもしれませんね!?
頂上に明智光秀が待ち構えているステージです。
落石のイベントがあり、進軍が遅ければ明智側に利用され、
途中の名前付き武将を倒しつつ、
チャレンジした方も多いかと思います。
この山崎布陣戦は歴史上の戦、『山崎の戦い』が元ネタです。
山崎の合戦(山崎の戦い)は「天王山の戦い」とも呼ばれる合戦で、1582年(天正10年)6月2日の「本能寺の変」を受け、備中高松城の攻城戦から引き返してきた羽柴秀吉の軍勢(約4万0000)が、6月13日に摂津国と山城国の境に位置する山崎の地(現在の京都府乙訓郡大山崎町付近)において、明智光秀の軍勢(約1万6000)と激突した戦いのことです。
(http://kojodan.jp/castle/252/memo/974.html)
信長を討ち取った光秀が秀吉と対峙した戦です。
あのステージは本能寺の変の後。
後の『3』の設定を踏まえれば、信長が討ち死にし、
山崎布陣戦に光秀以外の織田軍武将が出てこないのはこれが理由で
本能寺の変は有名ですが、
山崎の戦いまでをセットで説明出来ると、
【六文銭】真田幸村が首に下げている『6枚の古銭』について
- 2015/11/16 (Mon) |
- 真田幸村 |
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戦国バサラの初代主人公格、真田幸村。
幸村は小銭を紐に通し、ネックレスのように首に下げています。
(画像引用:http://www.cospa.com/detail/id/0000028478)
言うまでもなく、これは真田氏の家紋です。
言うまでもなく、これは真田氏の家紋です。
バサラ技を発動した時にも画面に大きく六文銭が描かれるように、この六文銭は実在した真田氏が家紋として用いていました。
真田氏の家紋(右)
日本における仏葬での副葬品の冥銭のこと。六道銭ともいう。
この家紋は真田家初代当主、真田幸隆のころから使われています。
本来これは死を連想させる不吉なものなのです。 しかし真田氏は『主の為にいつでも死ぬ覚悟は出来ている』という忠義を表す為にあえてこれを家紋にしたとされています。
本来これは死を連想させる不吉なものなのです。 しかし真田氏は『主の為にいつでも死ぬ覚悟は出来ている』という忠義を表す為にあえてこれを家紋にしたとされています。
真田家の旗印である「六文銭」は三途の川を渡るための船賃という不吉な意味であるが、幸綱はかつて仕えていた山内上杉家を見限り、身命を賭して武田家に仕えて家名を残す覚悟で、この旗印を用いたとされる。
真田銭という通称もあり、真田氏=六文銭というイメージが定着しています。
幸村は主君である武田信玄を、もはや崇拝といえるレベルで慕っています。
信玄の為なら命を賭けるのも惜しくないという、幸村の決意の表れといえますね。
実はバサラ屈指の知将? 明智光秀の知的な面が描かれるシーン
- 2015/11/14 (Sat) |
- 明智光秀 |
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バサラ作中の明智光秀は『殺戮を好む異常者』として設定されています。
『宴』では光秀の複雑な心情が描かれ、完全な異常者ではないという印象を持った人も多いでしょう。
さて、バサラではあんな感じに描かれてしまった光秀ですが、実際の明智光秀はかなり知的な人物でした。
文芸に優れ、織田家の文官として力を発揮したと言われています。
バサラの光秀にも少なからず知的な面が引用されています。
明智光秀の知的なシーン
1.他のキャラに比べて、圧倒的に言葉使いが綺麗。(実際の光秀もかなり綺麗な標準語を話したとされる)
2.基本的に敬語であり、アニメではそれが協調されている。
3.兵法の心得があり、実写ドラマでは敵方の動きを予測した
4.同じくドラマで、伊達政宗と真田幸村の蒼紅コンビに奇襲を仕掛ける
5.山崎布陣戦では落石を使うなど、地形の利を得て戦う
6.敵の防御力を下げる『腐食香炉』を使うなど、卑怯でありながら有効な戦法も使う
7.『4』では針のむしろ状態の柴田勝家に対し、あくまで中立の立場で接する(周りの雰囲気に流されない)
ザッと上げただけでもこの通り。
異常者のイメージに隠れがちですが、よく見ると文武ともに長けた人物だと読み取れます。
ただバサラ中では本当に隠れているんですよね。 それくらいキャラが濃い。
また、こんなに意識してキャラが作られたのかは定かではありません。
「基本的に敬語」と書きましたが、敬語なんてのは『キャラの異常性・ラスボス感を引き立てる為の素材』として使われる事も多いですし。
(『ドラゴンボール』のフリーザとか)
光秀は好きなキャラなのて、どうしても贔屓目で見てしまいます。
皆さんも今一度、明智光秀というキャラを深く見てみてください。
きっと隠れた知性が見えてくるはずです。
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