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『戦国BASARA』シリーズの史実・仮説・逸話ネタを解説するブログ

戦国BASARAシリーズの元ネタになった史実・逸話のまとめ

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そもそも戦国BASARAの「バサラ」ってどういう意味?  室町時代に流行った美意識”ばさら”の解説

ものすごく根本的な事ですが、戦国BASARAの"バサラ"とは、どういう意味かご存知ですか?

「バサラ」という単語は戦国"BASARA"というタイトルになっている他、最高難易度が"婆娑羅"とされたりしています。


※『戦国BASARA3 宴』の称号(やりこみ要素)の1つ。達成条件は「難易度:婆娑羅で天下統一」
(画像引用:http://blog.livedoor.jp/daidai_nouen/archives/4102814.html



今回はこの"バサラ"という言葉について解説します。



○南北朝時代(室町~戦国時代の間)に流行った文化のこと!





"ばさら"とは、鎌倉時代の後の『南北朝時代』、つまり戦国時代の少し前で、室町時代の初期にひろまった言葉です。

この頃は
【派手な服装や振舞いを好む美意識、身分の差を気にしない実力主義】を表す単語でした。


"ばさら"という言葉の誕生は平安時代


↑戦国BASARAにおける”平安時代”な人、今川義元
(画像引用:http://blog.livedoor.jp/evidevi-gazou/archives/35385210.html



もともと"ばさら"とは、サンスクリット語でダイヤモンドを意味する"vajra(バジャラ)"が語源で、平安時代(鎌倉時代のひとつ前の時代)の頃にはすでに誕生していた単語です。

平安時代に雅楽や舞楽といった日本古来の音楽分野で使われており、『それまでの常識や伝統にとらわれない自由な演奏』を表す為に使われていました。

ダイヤといえば鉱物の中でも特に硬く傷付きにくいという特徴がよく知られており、ダイヤモンドを加えた工業用カッターなどに使用されています 。

この"硬い"という特徴から、『ダイヤモンドのような硬さで、それまでの常識を撃ち破る』という意味で使われるようになりました。



○鎌倉時代に『派手な身なり、振舞い』という意味が追加された


↑瀬戸内海の派手アニキ、長宗我部元親
(画像引用:http://gomashake.wix.com/sodawater-shop#!%E3%80%90%E3%81%B3%E3%81%A3%E3%81%8F%E3%82%8A%E3%81%97%E3%81%9F%E8%A9%B1%E3%80%91%E9%95%B7%E5%AE%97%E6%88%91%E9%83%A8%E5%85%83%E8%A6%AA%E3%81%AE%E4%BA%BA%E6%B0%97%E3%80%82/c1sbz/5547a8750cf23d0164708d86



平安から時代が進んで、鎌倉時代。

この頃の権力者や体制に反発する者には、派手な服装を好む者が多く出てきました。

この時期から"ばさら"という言葉は、『身分の差や常識にとらわれず、派手な服装で自由奔放・傍若無人な振舞いをする者』という意味に変わりました。

個人的には前述した意味に、ダイヤモンドのきらびやかな見た目のイメージが付加されたのではないかと考えています。



○室町時代で、【常識や既存の体制に反発し、派手な身なりや振舞いを好む者。 またはそういった美意識】という意味に変化!


↑奥州の跳ね馬、伊達政宗
(画像引用:http://wiki.mmo-station.com/msData/list/basara/1776



そして室町時代の初期、通称『南北朝時代』には"ばさら"という風潮が広まり、これを好む大名も多く出現しました。


日本の歴史的古典『太平記』でバサラという風潮について詳細に描かれ、【常識や既存の体制に反発し、派手な身なりや振舞いを好む者。 またはそういった美意識】という意味が定着しました。

このような美意識を好む大名は"ばさら大名"と呼ばれ、『太平記』には日本各地のばさら大名について描かれています。
ばさら大名の代表としては佐々木道誉が有名です。


このような経緯を経て、"ばさら"=【常識や既存の体制に反発し、派手な身なりや振舞いを好む者。 またはそういった美意識】という意味になったという訳です。


○ばさらという美意識は、下剋上やかぶき者の先駆けである!


↑史上最も有名なかぶき者、前田慶次
(画像引用:http://matome.naver.jp/odai/2142416285738452701



派手な服装・振舞い、自由奔放・傍若無人……。


これらのキーワードから、"かぶき者"を連想した人も多いでしょう。
その通り! ばさらという美意識は、安土桃山時代に流行った"かぶき者"の先駆けとも言える風潮です。


かぶき者として有名な前田慶次も、時代が違えば"ばさら者"と言われていたでしょう。

また、権力を気にしないという点は、"下剋上"という風潮が出来上がるための下地となりました。

下剋上は『下の者が実力で上の者を蹴落とす』という、戦国時代の遠因とも言える風潮です。



かぶき者も下剋上も、もとを正せばばさらから誕生したと言えます。

逆にばさらという美意識がなければ、かぶきや下剋上といった風潮もここまで有名になってはいなかったかもしれません。

後の世で有名になる戦国時代も、史実よりおとなしめのものになっていた可能性もあります。


○まとめ


ばさらとは、【派手な服装や振舞いを好む美意識、身分の差を気にしない実力主義】を表す言葉です。

ばさらについては、戦国BASARA公式サイトでも説明されていたので、コアな戦国BASARAプレイヤーなら知っている人も多いでしょう。


こういった由来を知ると、派手で絢爛なキャラクター達の外見がより説得力のあるものに見えるでしょう。

このブログは、「ある作品に接する時、それに使われている要素を深く知ることで、作品をより楽しむ事が出来る」という私の持論のもとに作成しています。

歴史の雑学を知る事で、皆さんが戦国BASARAをより深く楽しむ事が出来るようになっていただければ幸いです。

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