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『戦国BASARA』シリーズの史実・仮説・逸話ネタを解説するブログ

戦国BASARAシリーズの元ネタになった史実・逸話のまとめ

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光秀が持っていた織田信長の兜、実は○○だった……

『宴』の天海ストーリーにて、本能寺の変を起こした後の明智光秀が描かれました。
そこで光秀は信長の兜を大事に持っています。


信長の兜を片手に各地をさ迷い、戦いを繰り広げます。
戦いの後には「お怪我はありませんでしたか……?」と、信長自身を思うかのように兜に語りかけます。
この時の光秀は、まるで生涯の宝物を扱っているように愛しそうな面持ちです。



さて、この信長の兜ですが。
実はこのシーンは本来ならば兜ではなく、『あるもの』が映されるはずでした。
そのあるものとは、『首級(しるし)』。
ストーリー内でも出てくる単語です。

首級とは、"この武将を討ち取ったという証拠"を指します。 かといって具足や持ち物では意味がありません。 具足なんてそこらの足軽でも身に付けています。 作中のムービーのような兜だけでは、光秀が本当に信長を討ち取ったのか分からない。
他人が見ても、「確かにこれはあの武将だ」と分かるものでなければなりません。



誰が見てもその人物だと、分かるもの……おそらく顔を想像したでしょう。
そうです。 光秀が持っていたものは兜ではなく、信長の顔。
つまり、『信長の生首』です。


勘の良い人ならすぐに分かったでしょうが、あの兜は信長の生首の暗喩だったのです。
これを踏まえて天海ストーリーを見ると、それまでとは違う見え方になるはず。
・市に兜を見せつけるシーン。 これにより市は発狂する
・光秀の愛しそうな言動。 
・「寄るな……ウジめ……これは私の物だ……!」という光秀のセリフ


全てのシーンの説得力が増します。
なぜ信長の生首が兜に置き換えられたかというと、もちろん『あまりにも生々しいから』です。 ただでさえ天海ストーリーは、『英雄外伝』のお市ストーリーに匹敵するほどの暗い話です。 そこに生首など映そうものなら、間違いなく『宴』はZ指定を受けてしまいます。
それを回避する為に兜に置き換えられました。 (それでもシリーズで初めて15才以上対象になりましたが)


ただ、ハッキリと描写しない事で余計に生々しい出来になったような気もしますね。

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