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『戦国BASARA』シリーズの史実・仮説・逸話ネタを解説するブログ

戦国BASARAシリーズの元ネタになった史実・逸話のまとめ

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松永久秀のお楽しみ武器はクリスマスキャンドル!  「クリスマスを理由に停戦した」という噂について

戦国BASARAにはお楽しみ武器と呼ばれる武器があります。


「時代設定が合わない」のはもちろん、「これ別の作品のやつじゃね?」といったもの、「そもそも武器じゃないだろ!」といったものまで。
ようするに明らかにおかしい武器が1キャラに1つ用意されています。

『1』から続く伝統で、BASARA新作の楽しみな所の1つです。


『4』の織田信長のお楽しみ武器。
なんと『是非も無し!』と書かれたメガホン水鉄砲
そんなもん構えてなに凛々しい顔してんだ、この魔王は。



さて、松永久秀のお楽しみ武器はクリスマス仕様の赤いロウソクです。


 


久秀は属性であり、お楽しみ武器を火に関係したものにするのはある意味当然の流れです。
しかしなぜロウソク、しかもクリスマスキャンドルなのでしょう?


実はこれ、ちゃんと元ネタがあります。
それは日本で初めて、『クリスマスを理由に停戦を提案したという噂です。


永禄11(1567)年の堺近郊で起きた織田信長と松永久秀との戦いで、
クリスマス休戦を申し出る。両陣営にいた約70名の武士が、堺の教会に
集い、ミサや懺悔を行い、料理を持ち合い仲良く食事もした。
翌日、再び敵味方に別れて戦場に戻ったという。
(引用)
http://homepage2.nifty.com/tori-hide/xmasday44.htm

ただ、これは100%真実ではなさそうです。
この話はルイス・フロイスが書いた『フロイス日本史』に出てくるのですが、そこには”停戦した”とは書いておらず、単に”パーティを行った”としか出てきません。
降誕祭になった時、折から堺の市(まち)には互いに敵対する二つの軍勢がおり、その中には大勢のキリシタンの武士が見受けられた。ところでキリシタンたちは、自分達がどれほど仲が良く互いに愛し合っているかを異教徒たちによりよく示そうとして、司祭館は非常に小さかったので、そこの町内の人々に、住民が会合所に宛てていた大広間を賃借りしたいと申し出た。その部屋は、降誕祭にふさわしく飾られ、聖夜には一同がそこに参集した。
(引用)https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E6%B0%B8%E4%B9%85%E7%A7%80#.E3.82.AF.E3.83.AA.E3.82.B9.E3.83.9E.E3.82.B9.E4.BC.91.E6.88.A6.E3.81.AE.E7.9C.9F.E5.81.BD

もしも本当に停戦したのであれば、キリスト教を広める立場のフロイスがそれを書かないわけがありません。 キリスト教の絶好のアピールポイントになるわけですから。
よって停戦というのは話に尾ひれがついただけと考えられます。



そこにクリスマスを理由に停戦を提案したという逸話が重なり、クリスマスキャンドルを武器とされたのでしょう。

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