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『戦国BASARA』シリーズの史実・仮説・逸話ネタを解説するブログ

戦国BASARAシリーズの元ネタになった史実・逸話のまとめ

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織田信長の討ち死にセリフ「滅せぬもののあるべきか」は『敦盛』の一説

織田信長が討ち死に(撃破)される時のセリフに、「滅せぬもののあるべきか」というものぎあります。
このセリフは、『敦盛』の一節です。


敦盛とは「幸若舞(こうわかまい)」という舞の1つで、室町時代に流行った躍りの演目です。
室町時代といえば、後に戦国時代と呼ばれる時代の初期です。
信長は幸若舞の演目の中でも、この敦盛が気に入っていたらしく、よく吟じていたと伝えられています。
特に好んだのがこの節です。
人間五十年、化天のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり
一度生を享け、滅せぬもののあるべきか
これを菩提の種と思ひ定めざらんは、口惜しかりき次第ぞ
(引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/敦盛_(幸若舞)

これは要約すると、「人間の一生は、天界と比べれば一瞬で過ぎ去る、夢や幻のようなものだ」という意味です。

何とも儚げというか、どこか達観したような響きの一節ですね。


信長は新しい物好きで革新的な発想をする性格が有名です。
もしかすると、この敦盛の一節に大きな影響を受けていたからかもしれません。


「人の一生は長く思えるが、実は短い。 ならば保守的な発想は捨て、生きている間に出来ることをやらねばならない」


こう考えたからこそ、はたから見れば破天荒とも言える突飛な行動を取ったのかもしれません。

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